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一日と、転がる石と、予定なし [音のない日常]

何もしない毎日を送っている。
何もせず、喋りもしない。
(そういうこともあるのである)
ごはんを出されたら、黙ってもぐもぐと食べ、ただ外を歩く。

なんということか、外は、灼熱の太陽である…。
川辺には影がなく
(夏なのだ…)、しーんと静まり返っている。
うだつのあがらない二軍選手のように、日焼けした。
そして、ほんの少し、何もしないことに慣れてきた。

何もしないというのは、キツイことだ。
何かやっている方が、ラクだし、ごまかしもきく。

この一年、一分を30秒くらいのスピードで、
慌てもののパーカッショニストのように、やかましく生きて来た。

まぁ、生きるというのは、何も考えないことだ。
或いは、色んなものを誤魔化していくことだ。
そうじゃなきゃ、とても前に進めない。

だけど、よく考えるようになった。
一日が異常なほど長く、自分の時間を取り戻し始めている。

そして、気付かないでいいことに気付く。
求めないでいいものを、激しく求めていることに気付く。
それはこの一年でも同じだが、ごまかしがきかない。
それは気付かなければならないことだし、
求めなければならないものなのだ。
そうじゃなきゃ、バカげた人生かもしれないが、俺の人生ではなくなる。

しんと静まった午後の真新しいアスファルトを、ころころ石が転がる。
蹴飛ばした石を追いかけて、どこへともなく歩く。
夕暮れになる。
川辺をぺたぺた歩くムク鳥と同じように、予定はなし。
6/04

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